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最近の勉強会から

平成11年6月18日(金)高橋 澄夫 中消防署長 
講師      岐阜中消防署次長 高橋 澄夫 氏
テ−マ    『 最近の災害と救助について 』 
                              長良川ホテル新館にて

 阪神・淡路震災について
  平成 7年1月17日 朝5時36分 M7.2 の地震が発生した。
  岐阜市は 32ガロ で 震度 4 を記録した。
  岐阜市消防では地震の震度の強さに鑑みて170名が参集した。
  阪神・淡路地震後は 震度4 で全員招集と変更した。
  阪神・淡路震災の7377棟は
    岩野田 北・厚見・三輪南 北・校区 の校区が焼失した数に当たる
 



発生場所 年月日 時間 震度 ガル 揺れ時間 死者 焼損建物
阪神・淡路震災 平成   7年  1月17日 朝5時36分 M7.2 833ガル 5秒〜6秒 6400名 7377棟
濃尾地震 明治 24年10月28日   M8.0        
関東大震災 大正 12年 9月 1日   M7.9 400ガル 88秒 14万2千名 44万7千棟

 岐阜県消防隊は
  当日午前6時30分 羽島インターで岐阜県救助隊を結成し出発した
県下14本部 22台 104名の隊員で出発し、 神戸市役所には、18日午前1時25分到着し直ちに灘区に移動して700uの消火活動をした。 消火活動完了した7時15分から灘区で5班に分けて消火活動・救出活動で54名を保護し内10名の生存があり、3日間で救出  作業は完了した。その後、機械での作業になった。
 神戸の町の火は戻ったが、市民の心の火はまだまだ先である。
 現在の神戸 ホテルオ−クラ(震災後のファイト文字で)の窓の明かりで勇気ずけられた。
 現在の爪痕で26階と8階で12p移動している。
 町の中での空き地は被害をうけて倒壊した場所である。

 火災事故
   岐阜市では、近年火災は減少傾向にある。
           原因は
              事業所における消防訓練
              校区の女性防火クラブ
              少年消防クラブ
              自主防災隊における防災訓練の実施と普及
              みんなの自己防衛などです。

 火災件数
        昭和48年  399件
       平成10年  178件  
           原因は  
               たばこ・火遊び・焚き火 放火(疑い)・コンロ・焚き火
               30件の炎上火災  延焼火災がほとんどであった。
               最近は隣接へ延焼する火災がほとんどない

 建物構造
        依然は内装制限および壁面の制限がなかった。
       木材 260度で発火し 10mになる
       内容物の化学繊維が多く温度が高く煙りは10倍になる
       外壁材が不燃材が使用されている
       炊事場の内装が不燃化された。

 建物の燃焼
       壁・障子に火がついてから20坪の木造の平屋は 8分〜10分で消火不能  
       40℃ 風呂   100℃ 沸騰  160℃ 天ぷら     260℃ 木材      320℃ 天ぷら油 
       700℃ たばこ  800℃ 死体 1120℃ 火災の温度 1500℃ マイクロ波

 救助について
       交通事故による救出が多い  
          チャイルドシート(6才未満)12年4月から義務化される。   
          金華山(水源地南)迷走の小道で散歩中転落し歩行困難  
          平屋の火災で物陰にいて火傷していた女性   
          山吹町ビルの間を渡ろうとして4階から転落した
          猫と犬が壁の間に挟まって出られなくなり救出要請

 救急事故  
       11種類の急病 、交通事故、一般、他となっている  
                                    ( 65才以上の事故が多くなっている。 ) 
                    急病     2339人    62%   全体では5379人  
                    内科     4739人    42% 
                    外科     4089人            脳、循環器系 647人  
                    中等症    1619人    43% 
                    重症以上  1116人            (3週間以上入院)

 応急処置の必要性
       万一、事故が起きたときに必要なのは、
          付近に居る人がまず始めに行うのは、
          観察であり意識のある人には勇気付けをする。
          脈・呼吸のない人には、心配蘇生を早くする。
                         傷病者のその後の結果を大きく左右します。

 ドリンカ−曲線(蘇生率) 心臓が停止してから  
         脳障害  8分 ...0%  
               6分...脳に障害がおきる  
               5分... 25%蘇生できる 
               4分...脳に障害がおきる可能   
               2分..  90%蘇生出来る  

 過去の経験から
 長良橋転落  金華橋救助 心配蘇生開始 脈が出る 強くなる 正常となる 呼吸開始  
  1200m流される   堤防中段                           救急車収容  
   0分     25−30分    32分     52分   55分   57分   62分

                          皆さんも、いざと言うときに出来る体勢をお願いします。
                          練習は  最寄りの消防署に相談または直接指導を受けて下さい。

交通事故防止(余裕のある運転を)  
       信号機の変わる時間 城南病院前 
               東西   80−40秒     中心部 40−20秒     農道 40−20秒  
               夜間   30−30秒          20−20秒         深夜点滅 
                     信号時間を知り、安全な余裕のある運転で事故防止をして 
                    無理な運転、走行は危険が付きまとう

 電話のなる時間         鳴っている時間 1秒    止んでいる時間 2秒
                     何回で切りますか      5回  10回  15回   
           コンロの出火は電話の長話から      15秒  30秒  45秒
                    天ぷら鍋に火を付けてから  
                                    テレビを見ていた 
                                    犬の散歩に連れていった  
                                    化粧をしていた  
                                    畑に野菜を取りに行った

標語  『あぶいよひとりぼっちにしたその火』

    個人・家族・会社と小さな輪から大きな輪で安全を目指し
             『元気健康都市宣言』にふさわしい健康な体力を

21世紀研究会
1999.07.01 by kitano