ヴッパータールのモノレール

Wuppertal Schwebebahn

2003

モノレールは現在、世界各地で見ることができますが、ここヴッパータールは世界最古、しかも全線の90%以上がヴッパー川の上を走る、と言う珍しいモノレ−ルです。
1900年に開業し、既に100年以上経過しています。全線13.3km、駅数20、最高速度60km/ h、直流600Vで地上約10mの空中を走る歴史的な交通機関です。構造物、車輌とも現在は近代的なシステムに改造されていますが、鉄骨支柱や駅や懸垂式車輌の基本構造等の各所に当時の雰囲気を偲ぶことができます。
路面電車が1987年に廃止されたこの町の都市交通としては、交差点がないため道路事情の影響を全く受けずに運行できると言うモノレールの特性を最大限に活用して、トロリーバスとともに、環境に優しい交通行政が伺えます。ひっきりなしに走っており乗客数も多く今後とも活躍は期待できそうです。両端の終着駅での方向転換は、ケーブルカー同様、小さな円弧をUターンする方式です。


ドイツの路面電車

撮影:鈴木 茂臣