足助神社は、足助八幡宮の東となりにあり、元弘の乱(1331)に、南朝・後醍醐天皇を守り、笠置山(京都府)で奮戦した足助次郎重範公(あすけじろうしげのり)を称える祭りです。かつては重範公の命日にちなんで5月3日でしたが、最近は桜の咲く季節の4月第2週の日曜日とその前日に執り行われています。
おまつりは、足助地区中心部にある7つの町(親王町、田町、本町、新町、西町、宮町、 松栄町)が花車を出し、町内を引廻します。
この花車は、桜、藤、椿などで美しく飾られており、10代までの女の子が囃子方の笛に合わせて太鼓をたたき、歌を歌います。
そして、若連と呼ばれる20代が中心の男衆が花車の梶をとり、足助の町並みを練り歩きます。
男性的で勇壮な秋祭りに対し、春まつりは、華やかな女の子の祭りといわれています。