春爛漫の元気な歌、もしくは春の愁いを含んだ物憂い歌、とにかく春らしい楽曲がラインアップしました。注目はSPEEDの上原多香子のソロデビュー曲、１年ぶり新曲の川本真琴、ハイペースで新譜を出し続ける鈴木あみ、相変わらず手堅いZARDと今月もガールズポップに多いですが、その中で大ベテランサザンとチャゲアスが久しぶりの新曲を出して気を吐いています。

first impression 　(1999/4/20)

＜今回のイチオシ＞『だんご３兄弟』

もはや社会現象となってしまったお化けヒット曲ですから、やはり無視するわけにはいきません。人の心を掴むにはストレートでシンプルなメッセージが一番というCMの手法そのまま。ちょっとあざといかも。

＜今回のこれも聴こう＞

『my first love』

いつも後ろで踊っているだえの多香ちゃんですが、意外とソロでも良いじゃないか、という見直した一曲。普段ボーカルをとっていないだけに新鮮です。

『なんて恋したんだろう』

暗い内容の歌詞をここまでポジティブに歌いきる吉田美和のボーカルは相変わらず聞かせます。一時期に比べてまた地に足がついてきた感じですね。

＜パワーダウン＞『日曜日の娘』

あれほど人気を誇っていたパフィーもいつの間にかパワーダウン。確かに飽きられそうなキャラクターではありますが、ちょっと残念です。

second impression 　(99/5/3)

＜掴みはOK！＞『春〜spring〜』

今さら取り上げるのもという気もしますが、この歌は気持ちよい掴みのある曲です。一発屋にならないといいなと思いますけれどね。

＜過激さOK！＞『イエローマン〜星の王子様〜』

カップリングの方が一般受けするせつないラブソングなのに、敢えてこちらを持ってくるところがサザンらしいです。

＜復活もKO？＞『この愛のために』

久しぶりの新曲だと言うのに、やはり以前のパワーはありません。もはやチャゲアスの時代ではないのでしょう。もっとも昔もどうしてあんなに売れていたのか不思議でしたけどね。