今月は派手ではないですが力の入った良い曲が揃いました。ユーミン・サザン両大御所の新曲に、氷室、槇原、奥田らベテラン勢、さらにELTやMAX、V6、相川七瀬と乗っている若手まで、それぞれにクリスマスを控えて盛り上がろうという感じでいいですね。この秋のドラマの主題歌も揃って発売されて、年末に向けてランキング争いも熾烈になることでしょう。

first impression 　(97/11/24)

＜今回のイチオシ＞『BLUE HEAVEN』

これぞサザンのサウンドという、もう十八番のせつないバラード。ちょっとイチオシにするには「いかにも」なので抵抗もあるのですが、やっぱり弱いです、こういうのには。

＜今回のこれも聴こう＞

『Shinin'on-Shinin'love』

MAXの成長の跡が感じられるハードなナンバー。腰にくる感じでかなりいいです。MAXの最高傑作。

『Bad Girls』

「ロックな女」（(C)キムタク）としての貫禄が出てきた相川七瀬。ますますシャープになってきました。ちょっと『スリラー』っぽいアレンジがグッドです。

＜子どもが虜です＞『「エキセントリック少年ボウイ」のテーマ』

最初は「なんだこりゃ」でしたが、だんだんはまってしまうシュールな魔力は作詞者松本人志の力でしょうか。

second impression 　(97/12/6)

＜ワンフレーズ＞『モンタージュ』

相変わらずのマッキー節。特に「恋をする気もない時に突然恋はやってくる」というフレーズは真理をついています。

＜フォークっぽい＞『Love me tender』

透明感のある女性ボーカルというのは、一定の需要があるものですが、この歌も気持ち良い伸びやかなボーカルが魅力的です。古いファンなら高木麻早とかの女性フォークシンガーを思い出すんじゃないかな。古すぎるか。

＜一発屋＞『Sofa』

確かに『ひだまりの詩』は良い歌でしたが、この曲は印象に残りません。このまま典型的な一発屋で終わってしまうんでしょうか。次の曲次第ですが。