10月ともなると、すっかり冬を歌った曲が増えました。タイトルに「WHITE」が入る曲も３曲。でも全体には重たくて暗い感じで、どうも明るい冬は来ない感じですね。今ノリに乗っている河村隆一にSPEED、広末、T.M.Revolution、それにデビュー曲からブレイクしたSHAZNAのセカンド、タイトルが同じSMAPとドリカム、石井竜也のソロデビュー曲と注目曲がてんこ盛り状態です。でも売れるのはやっぱりB'zとglobeでしょうね。

first impression 　(97/10/26)

＜今回のイチオシ＞『Wanderin' Destiny』

globeの新曲は豊川悦司主演のドラマ『青い鳥』の主題歌。ドラマの雰囲気とこの曲がピッタリはまっていて、これはかなりいいです。難を言えばマークのラップが長すぎるところかな。globeって冬に出す曲の方がいいですね。

＜今回のこれも聴こう＞

『Liar! Liar!』

なんだかんだ言っても相変わらず売れまくるB'z。通算売り上げ枚数は史上最高だそうですが、この曲も質の高いロックに仕上がっていて安心して聴けます。

『WHITE LOVE』

SPEEDにしてはちょっとミディアムな曲ですが、踊っているところを見ないで聴くだけならSPEEDの最高傑作かも知れません。

＜よくぞこの曲を＞『すみれSeptember Love』

一風堂のこの名曲をよくぞカバーしてくれました。まるで彼らのためにあつらえたような歌で、とっても似合っているからいいです。

second impression 　(97/11/7)

＜ノリに乗って＞『WHITE BREATH』

夏だけか、と思ったT.M.Revolutionですが、冬の歌も全然パワーが落ちていません。ちょっと彼が尊敬する西城秀樹っぽい歌謡ロック。ノリが良くっていいですね。

＜曲はいいんだけど＞『風のプリズム』

竹内まりや、岡本真夜ときて今度は原由子。今までの３曲の中でも出色の出来だと思いますが、なにせ広末では歌いこなせていないのが惜しい。で、次は誰かな？広瀬香美か奥居香か、思い切ってユーミンか。

＜痛み分け＞『Peace!』『PEACE!』

SMAPとドリカムという女子大生・ＯＬ層に絶大な人気を誇るグループが同時に同名のシングルを出したこの「平和」な戦いですが、どうも共倒れという感じですね。今はピース！なんて言ってる時代じゃないのかも。