さて、今月はドラマの主題歌がずらっと揃いました。ただリバイバルソングを使用しているドラマもこのクールは多いために、ドラマからの大ヒット曲は生まれにくそうです。その中で注目は『いいひと』の主題歌で、SMAPが山崎まさよしの曲に挑んだ『セロリ』。最初が剛くんのソロボーカルということもあって、ちょっと最近の曲とは傾向が違います。あまり売れ線という感じではないですが、果たしてどうでしょう。

first impression 　(97/5/16)

＜今回のイチオシ＞『Glass』

前作『I LOVE YOU』もタイトル以外は良いと思いましたが、今回も思わず熱唱したくなるバラードです。いかにもカラオケ向きです。売れるわけだわ。

＜今回のこれも聴こう＞

『やさしい気持ち』

CHARAのボーカルが十分に生かされています。耳にとりついてしまいそうです。

『スウィート・エモーション』

とってもノリの良いストレートなロックです。どこかで聴いたような馴染みやすさが心地よいですね。

＜無敵な女たち＞『Hate tell a lie』『私だけの天使〜Angel』

それにしても２曲ともエグイ歌詞です。「わたしを輝かせるために頑張っている」と歌う朋ちゃんも凄いですし、離婚を逆手に取って商売する聖子もさすがです。まあ長者ランク全国４位をバックにしての虎の威を借る無敵ぶりよりも、自らの才覚で成り上がり無敵の聖子の方が、やっぱり格上ですかね。

second impression 　(97/6/2)

＜じわじわ効くぞ＞『Shangri-La』

電気グルーブ自体がじわじわきているところですが、この歌も聞けば聞くほど効いてくる、という効き目抜群の漢方のような歌です。はまります。

＜こんなに売れるとは＞『セロリ』『口唇』

こういうのをアーティスト・パワーと言うのでしょうか？悪い曲ではないと思いますが、ここまで売れるのは、やはりSMAP、GLAYそれぞれの人気が支えになっているという感じですね。でもまあ『セロリ』のような歌が売れるというのは悪くないです、確かに。

＜そろそろ限界か？＞『ONE』

一時期バブル人気に踊ったチャゲ＆飛鳥も、そろそろ辛い時期に入ってきました。ソロで出す歌は特にきついようです。最近の飛鳥はますます勘違い度がかなり高まってきているような気がします。