夏の恋を振り返る感傷的な秋。別れをテーマにした曲が多くラインアップしました。全体に若いアーティストが揃った中で、福山雅治がすでにベテランの貫禄を示しています。またつんくプロデュースも目立ちます。

first impression 　(2003/10/22)

＜今回のイチオシ＞『虹』

トリプルＡ面的な扱いのCDだけに売れ行きが悪かろうはずはありませんが、それにしても青春ドラマの主題歌だけに明るく前向きな良い曲です。

＜今回のこれも聴こう＞

『異邦人』

さすがに名曲、しかも、アーティストの個性に頼っていない名曲だということが、カバーでよりはっきりしました。選曲した時点で仕事は終わり、松本とZARDでなければならない必然性はありません。

『Be My Love』

大人になって表現力が増したSPEEDの実力がいかんなく発揮されています。しかも決して仲良さそうというわけでもないところが、逆に緊張感を生んでいるようです。

＜甘いだけのお菓子＞『ふたつ星』

前作は確かにスィートで良い曲でしたが、今回二匹目のドジョウを狙ってきたのはわかりますが、ちょっと甘さだけしか感じられませんでした。悪くはなくても売れないだろうな、という感じです。