cinema eye
鑑賞日03/12/8（DVD）
ジャッキー・チェンがワイアーアクションに挑戦した意欲作。話の内容はいつもより少し手が混んでいて、しかも余計なエピソードを刈り込んであるのでわかりやすいのですが、ジャッキー映画として見た場合はいかがなものか、という印象です。
結局ジャッキーは体を張ってアクションするのが売りの俳優です。映像技術に頼っても違和感があるばかり。ジャッキーではなくもっと格好良い若い俳優が演じた方が面白いことでしょう。いくらアジア人が若く見えるとは言っても、50才になるジャッキーが、とても若い女優とラブロマンスを演じるようなシャイな青年には見えないのですから、基本的に無理があります。
寄る年波に勝てなくなってこんな映画を作ったのだとしたら長年のジャッキーファンとしては寂しいことです。
今回の木戸銭…８００円
