cinema eye

『ティン・カップ』

鑑賞日00/5/18(ビデオ)
 ケビン・コスナーと言えば『フィールド・オブ・ドリームス』や『さよならゲーム』など野球映画のイメージですが、これは珍しいゴルフを題材にしています。もっともスポーツは変われどやっていることは同じ。落ちこぼれが立ち直り大活躍、というお決まりのパターンです。

 ストーリーは単純で変わり映えしないながら、ゴルフシーンの迫力とリアリティと美しさは素晴らしいものがあります。このあたりはハリウッド映画の最も良いところで、金をかけているだけではなく、とにかく妥協しないできちんとした絵を撮ろうという監督の意志が感じられます。

 『さよならゲーム』ほどの人生の渋みも感じさせないご都合主義映画ですが、USオープンのシーンだけはさすが、という作品でした。

今回の木戸銭…800円