cinema eye

『タクシー』

鑑賞日98/10/14(劇場)
 リュック・ベッソン監督の最新作は、クルマがバンバンぶっ壊されるカーアクション。と言っても、ハードな中にもニヤリとさせるようなエスプリが効いていて、なかなかライトな味わいのフランス映画らしさも溢れています。『レオン』や『フィフス・エレメント』に比べると、ベッソン監督が気楽に作っている感じがしてなかなかいいです。

 新米タクシー運転手が、ひょんなことから運転免許も取れないドジな刑事のパートナーとなって、銀行強盗団を追いつめる羽目になります。刑事がとにかくドジで、それに嫌々付き合っている運転手もお互い人の良さではひけを取らないところが可愛い感じです。カーアクションは特に目をひくというほど特別なものはありませんが、丁寧に撮られている印象です。

 とりわけどうこう言うようなところはありませんが、時間も短いし、気楽に楽しむにはなかなか良い映画でした。

  今回の木戸銭…1000円