cinema eye

『酔拳2』

鑑賞日96/1/7(ビデオ)
 ジャッキー・チェン初期のヒット作『酔拳』のパート2ということですがストーリー的には前作との関わりはほとんどなく、とにかくカンフーアクションをたっぷり見せる、という意味だけでのパート2です。最新作の『レッドブロンクス』あたりが、アメリカ市場を意識してかなり派手なカーアクションなどを盛り込んでいるのに比べ、こちらは徹底的にカンフーのオンパレード。興味がない向きには、これほどつまらない映画はないかも知れませんが、まあ子供でもわかる肉体の酷使は、たいていの人は一応感心して見るかもしれません。でもそれだけですけど。

 それ以外に見所はほとんどないんですが、唯一面白かったのは、ジャッキー演じるボンボン息子を猫かわいがりする母親が、かなり強烈なキャラクターになっていて、この人のコメディエンヌぶりがなかなかでした。有名な人なんだろうか?

 まあ息抜きに見るにしても、カンフーばかりですから、ちょっと飽きるかも知れません。僕は嫌いじゃないから良かったけど。

  今回の木戸銭…800円