cinema eye
鑑賞日94/10/1(ビデオ)
クリント・イーストウッドがJFK暗殺を防げなかったSSとして、大統領暗殺を防ごうとするサスペンス映画です。
なんと言っても敵役のジョン・マルコビッチがいいですね。この手の映画では、極端のこと言えば、主役のヒーローよりも悪役にどれほど存在感があるかで勝負が決まりますからね。その点では大正解だったと思います。
もちろん、そうは言っても主役はやはり大事なのですが、クリント・イーストウッドは辛うじて合格点、と言ったところです。もちろん大スターですから、それなりに見せてくれるのですが、少々年を取りすぎたかな、という印象は否めません。同僚の女性捜査官を口説いているシーンもイーストウッドが老けすぎているためにもうひとつ面白くないですもん。あれが40代前半くらいだったらもっと素直に見れたかもしれません(それではこの映画自体が成り立たなくなってしまうのですが)。
まあ全体に緊迫感があって無駄な場面も少なくテンポよく進むので暇つぶしには最適な1本でしょう。
今回の木戸銭…1200円