cinema eye
鑑賞日92/11/7(ビデオ)
公開以来見たかった『プリティ・リーグ』をようやく見にいってきました。 単純なコメディを期待して行ったのですが、期待以上の素晴らしい出来でした。
ストーリー自体は特に意外性があるわけでもなく、取り立ててわくわくさせてくれるような演出がなされているわけでもないのですが、それにしては愉快でかつジーンとくる作品です。その原因は、やはり登場人物のキャラクターの描き分けの見事さでしょうね。かなり個性的に描かれているのですが、それでいてリアリティを失わず、観るものに共感を得られるようなギリギリのバランスがうまいんですよ。
それとジーナ・デイビスやマドンナらが本当に生き生きと野球を楽しんでいる感じが、野球好きにはたまらなく好感が持てますね。アメリカ人にとって、野球というスポーツがどれほど特別な地位にあるものなのか、まさに野球こそアメリカなのだ、と言っている感じです。
それにしてもアメリカは野球映画を作らせたら外しませんねぇ。今度の『ミスター・ベースボール』(舞台はわがドラゴンズです)も楽しみです。
今回の木戸銭…1300円