cinema eye
鑑賞日99/4/10(ビデオ)
ジャッキー・チェンがなぜかメルボルンを舞台に繰り広げるアクション・コメディ。いつものように、相変わらず体を張ったアクションに挑むジャッキーの元気さとチャレンジ精神には感心しますが、映画自体は突っ込みがいのある隙だらけの出来。もっとも、難しいこと抜きで楽しませることだけに徹しているジャッキー映画だけに、あまり細かいことは言っても仕方ないのでしょう。
今回は監督が親友のサモ・ハン・キンポーということで、ますますジャッキーのアクションにも熱が入っています。特に冴えを見せるのはメルボルン市街をフルに使ってのカーチェイスならぬ馬車チェイス。市電と馬車という、いかにも古都メルボルンらしい仕立てでアクションを見せてくれます。
もうひとつ目を引くのが「ジャッキー・ガール」。007シリーズのボンドガールに対抗するかのように、アクションもこなす美女が3人。それも白人・東洋人・黒人ときちんと色分けまでされています。好みに応じて贔屓すれば良いという感じです。
ちょっとマンネリは否めませんが、ジャッキーファンには安心して楽しめる1本という感じでしょう。
今回の木戸銭…1000円