cinema eye

『未知との遭遇 特別編』

鑑賞日91/8/27(ビデオ)
 ずいぶんと古い(と言ったって'77ですが)映画の話で申し訳ありませんが、『ルーキー』を借りに行ったら日本語吹替え版しかあいてなかったので、仕方なくまだ見ていなかった『未知との遭遇』を借りてきてのです。

 公開当時、ずいぶんと話題になったスピルバーグ映画ですが、今でも古さを感じさせない作品ですね。最近の映画・コミックなんかにかなり影響を与えているんじゃないか、と思わせるヴィジュアル&コンセプト。光と音楽の圧倒的な洪水。多分映画史的に言えば、宇宙人=悪者という図式を変えたのも、この映画から、ということになるのでしょう。スピルバーグは何やかやとハリウッドの連中には言われていますが、それだけ実力がある証拠でしょう。映画はエンタテイメントであることにこだわり続けているスピルバーグの原点(本当は『ジョーズ』や『激突』なのかもしれませんが)を見ました。

 それとリチャード・ドレイファスが主演、というのも知らなかったので驚いた。この人、さりげなくいろいろな作品で頑張っていますね。でも代表作はやっぱりアメグラかなぁ?

今回の木戸銭…700円