cinema eye

『めぐり逢えたら』

鑑賞日94/12/7(ビデオ)
 トム・ハンクスとメグ・ライアンの大人のラブストーリー。クリスマスのシカゴから始まりバレンタインのNYで終わるという日本のトレンディドラマみたいな時期設定ですが、この季節に見るにはなかなかグッドな映画でした。

 ストーリーは奥さんに死なれて落ち込むトム・ハンクス(シカゴからシアトルに引っ越しています)のことを、8歳の息子がラジオの電話相談に心配して電話したことから始まります。ボルチモアのメグ・ライアンがそのラジオを聞いて、フィアンセがいるにも関わらず気になってしまう。でも2人は広大なアメリカの西と東、そう簡単に出会えるわけではない。。。と言うことで、この2人がいつ「めぐり逢える」のかが、映画のポイントとなります。

 ちょっとコメディ乗りのところもあって、あまり深刻にならないで見られるのでなかなか暇つぶしには好適です。またかなり過去の映画をモチーフに使っているので、映画好きにはそういうくすぐりも楽しいことでしょう。全体にチープな作りで、あまりお金もかかっていない映画ですが、軽く仕上げてあって、それなりに楽しめるところがいいです。最初に書いたように、日本でも中井貴一&鈴木保奈美か赤井英和&山口智子あたりで映画化できそうな内容ですが、それだときっとつまんないだろうなぁ。やっぱりアメリカのクリスマス、アメリカのバレンタイン、そしてアメリカの遠距離恋愛だからこそいいんだろうなと思います。

今回の木戸銭…1000円