cinema eye

『ライフ・with・マイキー』

鑑賞日94/9/19(ビデオ)
 マイケル・J・フォックスのコメディですが、あまりヒットしませんでした。ビデオで今回初めてみて、確かにこれではこけても仕方ないな、と思わせる程度の出来です。

 マイケルは昔の人気子役、でも今は売れない子役専門のタレントプロダクションのマネージャー。ある日10歳の少女のすりに会うが、その女の子の役者としての才能に惹かれ、事務所に連れ帰る。。。という話ですが、これが全然面白くない展開。別に大した ひねりがあるわけではないし、気の利いたセリフひとつない一体これでどうせいと言うんじゃ、みたいな凡庸な脚本。せっかくシンディ・ローパーが出演しているのに、彼女の個性も全然生かされていないし、もちろんマイケルらしい軽妙なおかしみも発揮されていない。きっと演出も悪いのでしょう。

 唯一いいのは子役たち。どうしてアメリカの子役はこんなにうまいの、と感動するくらい、子役だけはいきいきと跳ね回っています。とにかくマイケルの無駄使いみたいな映画。暇つぶしでもいいけど、もっと面白い映画はたくさんあるよ、というレベルでした。

今回の木戸銭…600円