cinema eye

『ライアー・ライアー』

鑑賞日99/8/15(ビデオ)
 ジム・キャリー主演のファミリーコメディ。ストーリー自体はまあまあというか、良くあるアメリカ家庭の話ですが、なにせジム・キャリーの力技とも言うべき演技が光ります。

 嘘つきが得意な弁護士役のジム・キャリーが、仕事のために一人息子との約束をすっぽかしてばかりいるので、息子の願いで1日だけ嘘がつけなくなってしまう、という結構ファンタジックでハートフルな設定なのですが、それを臭く感じさせないのが、ジム・キャリーの過剰な演技。とにかく派手なアクションとセリフ回し、そして得意の顔面の演技で、見ているものをグイグイとひきつけます。まるでマンガのようなオーバーな彼の演技を鑑賞するだけでも一見の価値があります。

 それにしてもアメリカではこの手の設定の映画がやたらとありますが、そんなにみんな家庭と仕事の板挟みになっているんでしょうかね。なんかつくづく男が辛そうな社会ですね。

今回の木戸銭…1300円