cinema eye

『今そこにある危機』

鑑賞日94/11/8(試写会)
 ハリソン・フォードの年末公開予定の映画『今そこにある危機』の試写会に行ってきました。 この映画はトム・クランシー原作、そしてハリソン・フォードにとっては『パトリオット・ゲーム』に続くライアン博士シリーズ第2作になるエンターテイメント大作です。

 今回のジャック・ライアンは、CIA副長官代行として、アメリカ政府とコロンビアの麻薬組織との戦いの中で、自ら信じる正義を守り通そうとします。ホワイトハウス内での策謀、米軍と麻薬組織の軍事力、CIAとFBIの諜報活動など、様々な力が錯綜する中で、ジャック・ライアンが懸命に真実を追い求め正義の道を歩もうとする姿はなかなか感動的です。

 こみいったストーリーは2時間余の映画の中で完全にこなしきれているとは言いがたい部分もありますが、それでも退屈させることなく観客を離しません。米軍が完全に協力したという戦闘シーンの凄さ、達者な役者たちの演技も相まって、トム・クランシーならではの世界を堪能させてくれます。

 公開前なのであまり詳しいことは書きませんが、『パトリオット・ゲーム』に劣らない作品に仕上がっていると思います。今回は敵もなかなか魅力的だし。

P.S. ハリソン君がアップになるたびに「きりんらがーびーるクダサイ」と言わないかな、と思ってしまった(笑)。

  今回の木戸銭…1300円