cinema eye

『ホーム・アローン3』

鑑賞日99/7/20(ビデオ)
 大ヒットとなった『ホームアローン』第3作。前2作ですっかり有名人となったマコーレ・カルキンは、さすがに成長してしまったので、主人公は交代していますが、面白さはそのまま。良くできたドタバタコメディに仕上がっています。

 前2作と変わったのは主人公だけではありません。やっつけられる悪役も、間抜けな2人組の泥棒から、国際的陰謀組織の4人組に。ぐっとパワーアップした敵に、どう立ち向かうのか、というところですが、実はこの4人組がまた間抜け度も相当のもので、見かけ倒しもいいとろこなのが笑えます。

 特に4人組の紅一点が、やたらとキレイでファッショナブルなのに、徹底してドジを繰り返すコメディエンヌぶりを遺憾なく発揮。クールビューティだからこそ爆笑度もパワーアップという感じでした。

 主人公や敵役は変わっても、全体に流れるトーンは前と全く同じです。これを変わり映えしないと批判的にとるか、定番の面白さと肯定的に捉えるかで評価は変わると思いますが、僕は安心して笑える定番らしさをプラスだと思いました。

今回の木戸銭…1300円