cinema eye

『グレムリン2』

鑑賞日91/5/21(ビデオ)
 前作からパワーアップしたという触れ込みの(たいていのパート2ものはそういいますが)『グレムリン2』を見ました。パート2ものの一つのパターンとして、最初の作品が持っていたテーマ性を捨てて、より娯楽色を強めるというのが多いのですが(ランボーなど)この『グレムリン2』も、もともと強かったエンタテインメント性がさらに強力になり、ほとんど悪ふざけと紙一重の世界に入っています。

 『ランボー』のパロディを始め、ジョー・ダンテ自らが登場して『グレムリン』のビデオに悪態をついたり、ホラー映画のパロをしたりと、もうやりたい放第のドタバタ一筋。まあ、この手の映画はそれでいいのかも知れないけれど、もう少しパート1が持っていたスピルバーグぽい温かさを残して欲しかった気もする。まあ、全体として『エイリアン』シリーズのパロディになっているという見方もできますけどね。

今回の木戸銭…700円