cinema eye

『エディー 勝利の天使』

鑑賞日98/8/15(ビデオ)
 ウーピー・ゴールドバーグ演ずるニューヨークのタクシー運転手が、NBAチームのヘッドコーチとなってチームを優勝へと導くスポーツヒューマンコメディ。野球の『メジャー・リーグ』のバスケットボール版です。

 エディー(ウーピー・ゴールドバーグ)はNBAニューーク・ニックスの大ファン。しかしチームは低迷し、エディーの毒舌だけが冴え渡る。そのニックスを買った新しいオーナー・ビルは、素人のエディーをヘッドコーチに起用し人気回復を図る。エディーは持ち前の明るさとバイタリティで、個性派揃いのニックスの選手達にやる気を起こさせ、チームを勝利へと導いていくが・・・。ダメ選手ばかりのチームがある時から快進撃を開始、ファンを味方につけて悪どいオーナーと戦う、という展開は、アメリカスポーツ映画の定番パターン。この映画では、加えてNBAの豪華スター選手が次々と登場しているところが見どころです。

 ウーピーの演技はいつものように達者なもの。しかし映画としては、やはりバスケットシーンの迫力に目を奪われます。NBAが全面的に協力していることがよくわかる試合の光景は、それだけで十分に映像的魅力を伝えてくれます。日本でこの手の映画を作ると、どうしても肝心のスポーツシーンがちゃちになるのですが、ハリウッド映画はさすがです。映画としては展開が読めてしまうのでまあまあ、というところですが、本物のバスケットボールを見られるだけでもお得な映画でした。

今回の木戸銭…1100円