cinema eye
鑑賞日98/3/12(劇場)
劇場用の『ドラえもん』は、いつもクオリティの高い作品が多いのですが、の「南海大冒険」もそれなりに楽しく見ることができました。もっとも過去にも幾多の名作がありますが、この作品がそれらと比べてどうかと言うと、ちょっと水準以下かも知れません。と言うのも、アクションやサスペンス、SF色は強くて、結構オトナ向けな感じがしますが、ドラえもんらしいファンタジーな味わいが弱く、少々手塚っぽいんですよね。アニメのクオリティも高いし、ストーリーも破綻がなく、最後までどうなるのかと手に汗を握らせてくれます。でも、やはりドラえもんである限り、可愛らしいほのぼの感がもう少し欲しい気がしました。ちょっと宮崎アニメを制作スタッフが意識してしまったのかも、という感じです。
今回の木戸銭…600円