cinema eye
鑑賞日99/6/4(ビデオ)
ロビン・ウィリアムス&ジーン・ハックマンという2大演技派俳優共演のゲイコメディ。設定としては20年前の映画『ミスター・レディ、ミスター・マダム』と同じ。ゲイのカップルが息子の結婚のためにストレートのふりをする、そのドタバタを描いたコメディです。
ストーリーは設定を聞いただけで大体想像がつきます。フロリダでゲイクラブを経営するロビン・ウィリアムス(もちろんゲイ)。20年前に作ってしまった彼の息子が戻ってきて結婚をするから相手の親に会って欲しいと言う。その親がお堅い保守系上院議員のジーン・ハックマン。かくて、まともな親のふりをしようとロビン・ウィリアムスの奮闘が始まるが、どうにも綻びが、という映画です。
さすがにロビン・ウィリアムス、ゲイの演技も小憎たらしいほど達者にこなします。ジーン・ハックマンは、スキャンダルに追われる上院議員の役を楽しんで演じているよう。こういう軽いノリの映画だけに、2人とも肩の力がぬけている感じです。
それにしてもアメリカって国は、いろんな人がいてみんな逞しく生きてるんだなぁ、とつくづく感じさせてくれますね。日本じゃ片親だってだけで、結婚の障害になってしまうこともあるのにねぇ。
今回の木戸銭…1000円