cinema eye

『バットマン・リターンズ』

鑑賞日92/8/4(劇場)
 前作は見ていないのにもかかわらず、こちらは面白いとの噂を聞いて見に行ってきました。しかし、感想は???

 はっきり言って途中で3回も寝てしまった。僕は映画を見ていて寝ることは滅多にないので、これはよっぽど退屈な映画だった、としか思えません。(まあ、ここんとこ疲れていていくらでも寝れるんだけども)

 いったいこの映画は何を目的として作られているのでしょう?単純な娯楽作品としては、あまりにも陰鬱かつ退屈。映像は暗くて細かなところはベタになってしまい見えないし、(これは映写の仕方にも問題があるのでしょうが)なんだかストーリーも荒唐無稽なだけで面白くない。筋の通らない部分も多い。かと言って社会性や芸術性を狙った映画とも思えないし。

 何のためにバットマンは戦っているのか、ペンギンの行動も支離滅裂、キャットウーマンに至っては、単なる錯乱女でしかない。出てくる奴みんな頭が悪くて、ほれぼれするような、映画ならではのキャラクターに出会えない。それが二重人格を持った者達の話だからだとしても、もう少し見ている方に共感できるようにしてくれなくては、こいつらみんなアホかいな、て風にしか見えません。

 あー、こんな映画見て金損した。僕にしてみれば、これ見るくらいなら『おろしや国〜』を見るように勧めますね。少なくとも眠気はおきませんし映像は綺麗です。

今回の木戸銭…400円