30th合宿ニュース

4年半ぶりに「長野ATC」さんと交流戦をするために中央道を伊那谷へ向かいました。前回はボロ負けでしたが、今回はメンバーを揃えて、宿泊参加10人、日帰り参加も10人という大所帯です。
ただ問題は天気。ここのところ週末ごとに雨に降られるパターンは合宿でも変わらず、土曜日は雨中の大決戦、日曜日はまったりと駒ヶ根高原で遊んできました。


今回の日程


4/19


9:45 内津峠P.A.集合

天気予報よりも好天。薄日が差していて、これなら大丈夫、と張り切って出かける。日帰り組も含めると、今回は総勢20名車9台での移動だけに、集合も大変かと思ったけど、意外や意外、みんなあっさりと時間通りに集まった。
栗田車(はなちゃん、まさちん)が到着した9時40分には、すでに早月ちゃんが来ていて、時間をおかずに野島車(オカジ、たむりん、ツッキー)、木下車(友紀乃ちゃん、なべちゃん、松浦くん)、昌子車(わっきー)、工藤車(川上くん)、嶺澤車(キョロちゃん)と続々集結。梅ちゃんは会社から駒ヶ根へ直行するという連絡が入ったので、10時に内津峠P.A.を予定通り出発。

11:50 駒ヶ根家族旅行村到着

内津峠を越えて駒ヶ根まで快調にドライブをしていたのに、11時に駒ヶ根インター出口に着いたら大渋滞。高遠の桜を見に来た客で出口から1kmにわたって車がつながっている。当初はインター出口にあるレストランで昼食の予定だったが、30分もインターを出るのにかかってしまったので予定変更。工藤車が買い出しに行き、残るメンバーはコートに向かうことにする。
現地の家族旅行村に着くと、すでに長野ATCさんは集合済み。駒ヶ根に着いたら空模様がかなり怪しくなってきたので、早速クラブハウスで着替える。ハードコートだけに雨が降り出したら大変だ。







12:00 テニス〜雨中の大決戦

12時に両チーム総勢約40名が集まって挨拶。当初の予定ではそれぞれにアップを小一時間してから試合開始のつもりだったが、空模様を見て急遽変更。試合前5分の練習ですぐにゲームを始めることにした。コートは5面あるので、代表戦5本をすぐに開始。ところが、試合を始めた途端に雨が降り出す。「マジかよ〜」とみんな言いながらも、両チームともテニスバカ揃いなので、もちろんやめる気配はない。

最初に勝負が決まったのは男子ダブルス2の栗田・松浦組。2-2までは互角に見えたのだが、そこからは肝心のポイントをきっちり取ってくる長野ATCの手塚さんの方が一枚上手だった。続いてミックス1の木下夫妻も、長野ATCの小松夫妻に1-6とあっさり完敗。さすがに強い。まあここまでは監督としても予定通り。問題は残る3本だ。

男子ダブルス1の梅田・野島組と女子ダブルスの渡辺・柴田組はともに接戦ながらも常にリードしての展開だけに何とかいけそう。問題はミックス2の嶺澤・川上組。長野ATCは年輩の男性(二木さん)と若い女性(犬飼さん)の組み合わせ、降りしきる雨で滑るコートと真っ黒なボール。さすが歴戦のみねさんも何となくやりにくそう。女性の方が上手なミックスは攻めどころが難しい。

結局男子ダブルス1も女子ダブルスも6-4で競り勝ったものの、このミックス2が2-6と撃破されて、惜しくも2勝3敗で敗戦が決まってしまった。とは言うものの、前回に比べればかなり互角に近い戦いだったし、もう一度状態の良いコートでやっていれば結果はわからない。それくらい惜しい戦いだった。

その後からはエキジビ。これも事前に30試合分組み合わせが作ってあり、それを長野ATCさんが大きなパネルにしてきてくれたので、順調に試合が進んでいく。エキジビに入ったら名古屋ATC大敗かと思っていたら、意外にみんな頑張っていて、ほぼ互角な展開。代表メンバーだけではなく、全体に底上げされてレベルアップしていることが実感できて嬉しかった。



ただ雨の方は一瞬上がって薄日が差したりもしたが、また2時半くらいから強く降り始めてしまい、3周り目に入った3時頃にとうとう中断。クラブハウスに引き上げる。ここで終わりか、と思っていたら、長野ATCの小松さんが近くのオムニコートに走って、キャンセルが出たコートを4面5時まで確保してくれた。

早速全員でコートを移動。まだ結構降っていたが、さすがにオムニ。濡れることさえ厭わなければテニスは全く問題なくできる。途中で中断していた試合から再開して、どんどん消化していく。今回の目玉の「川藤十番勝負」も長野ATC犬飼・加藤組と実現。「白い方を狙え!」という名古屋側から長野女性ペアへのアドバイスが届いたせいかどうか、なんと4-6で逆転負けを喫してギャラリーを喜ばせていた。最後は予定の30試合を超える36試合までやって、ようやく5時過ぎに雨中の大決戦終了。最終成績は名古屋14-19長野で名古屋ATCとしては通算成績でも惜敗という結果に終わったが、前回の2勝14敗のことを思えば大満足の結果だった。


17:30 入浴

コート脇で集合写真を撮影後、日帰り組は温泉「こぶしの湯」に入り、ソースカツ丼を食べて名古屋に戻る。宿泊組は工藤・川上・オカジが買い出しに出かけ、残りのメンバーは「国民宿舎すずらん荘」へ移動。格安の宿だけにそれほど期待していなかったのだが、これが随分と綺麗なところでビックリ。改装したばかりらしく、部屋も廊下もお風呂もピカピカで気持ちが良い。早速風呂に入って汗と雨を流し、ちょうど戻ってきた買い出し班から受け取ったビールをぐびぐび。この瞬間が合宿の醍醐味!ビールが美味い!夕食までのわずかな時間で、買い出ししてきたビールの半分以上が空いてしまっていた。



18:30 夕食

宿の食堂で夕食。安いなりにしっかりとした料理が出ていて、これもなかなか。しかもビールが瓶だけではなく生ビールまであるということで、全員ジョッキで乾杯。本当に気持ちが良い。
ご飯もたっぷり食べて、デザートを平らげるまで30分そこそこ。これほど早く夕食が終わったことも珍しい。しかし、今日はこの後にまだ予定があるので、早々に切り上げるのは正解。


19:30 枝垂れ桜見物

いつの間にやら雨も上がり、雲の切れ目から星も覗いている。宿の近くにある「光前寺」という名刹は枝垂れ桜が有名。この時期はライトアップされて多くの観光客が訪れるということなので、我々も出かけることにした。宿から光前寺までは数百mということなので、ビールをしこたま飲んで酔っ払っていることだしと、みんなでブラブラ歩いて出かける。宿の前には池があるが、そこはカップルが車で来てデートするスポットのよう。そこに我々酔っぱらいが集団でブラブラ歩いて通り過ぎて行くのだから、彼らにとってはいい迷惑だろう。

光前寺まで意外と距離がある。暗いし道は濡れているしで、こりゃ疲れたな、と思いかけたところで眼前に無数の枝垂れ桜が目に入る。まだ五分咲きという感じだが、それでもライトアップされた枝垂れ桜は見事だ。多くの観光客に混じって我々も思い思いに夜桜を楽しんだ。
 

20:30 部屋で宴会

夜桜見物からの帰り道は登りでもあり、かなりヘトヘト。そもそも昼間に足場の悪い中でかなりハードにテニスしているだけに疲れているのだから無理はない。宿に向かって早速部屋で宴会。今回は雨でビデオを撮影することもできないだろうと予想した幹事は、なんと前回の長野ATC交流戦の時の合宿を撮影したビデオと、さらにその昔の東尋坊合宿のビデオを持参。みんなで鑑賞会をする。

見て驚くのは、みんな若いことと下手なこと(笑)。よくあれで長野ATCさんが再戦してくれたな、というのが正直な感想。当時のATCの女ダブではボールが向こうに返れば「ナイスショット!」であり、アンダーサーブを2本打ってダブルフォルトするようなレベルだったことが再確認されてしまった。

ビデオを見てからいつものように日曜日のATC杯のペア決め。今回はあらかじめ川上・海野組と、日曜日日帰り参加の丹羽ちゃんと田中くんの2ペアがシードされているので、残り男女4人をジャンケンで組み合わせる。エドちゃんがワッキーと絶対にペアを組みたい!と熱望していたのだが、なんとジャンケンの結果その4分の1の確率を見事に引き当てた。栗田・月原の前回伊賀上野大会優勝ペアと1回戦で工藤・脇田組が対戦することになり、もう片側の1回戦はたむりん・オカジ組vsエリック・はなちゃん組と決まった。

今回は大きくハンデを設定してある。川上・海野組は各ゲームごとに30ハンデ、はなちゃんとオカジは15ハンデを負う。さらにワッキーと丹羽ちゃんのペアは3ゲーム貰えて3-0から。全てノーアドバンテージだけに、このハンデを生かせば番狂わせも生じそうだ。このハンデをどう評価するかが予想の難しいところ。もっとも問題は明日の天気。できなければ馬券もハンデも関係ない。



その後、まったりとテレビを見ながらおしゃべり。話は川上くんに集中する。なぜ春のひるがのに参加しないのか、小川くんが折角川上くんと組んでくれるというのに、それを断って人間として良いのか、それは裏切りではないのか、信じられるものは会社かATCか、と、次々と問いつめられいじめられる川上くん。

川上くんは「会社は、、、不具合が、、、営業へ、、、不眠症で、、、」といろいろ口ごもりつつ抗弁するが、それがますます火に油を注いで、集中砲火浴びてしまったようだ。

女性陣が順番に部屋に戻り、男性陣もエリックさんが途中で沈没したりして、川上くんへの集中砲火も少し和らぐ。しかし、今回はエドちゃんがティッシュをまいたり、川上くんがカップラーメンを買いに行ったり、うみりんが神の声を出したりすることもなく(ただうみりんはかなり酔っ払ってご機嫌で、「川上さんはそうやって友情を捨てて社長になればいいんだよ。社長になってくださいよ、ええ」とか、「オカジとひるがので民宿をやろうって約束したのに裏切られた」などと、いろいろ暴言は吐いていたけど)、深夜1時くらいにはお開きになった。いつものメンバーでまったりと過ごした夜だった。



4/20

8:10 朝食

国民宿舎の朝は早い。朝食は「8時までに終えてください」ということだったのだが、そんな時間にみんな揃うわけもなく、なんとか8時過ぎに食堂に集まるのがやっと。前回の悪夢「うみりんポン事件」は今回はなかったのかと思いきや、エドちゃんが「いや、ありましたよ」とのこと。ただ今回は事前に布団で防護壁を作り、心の準備もしていたので、ポンにも動じることなく対応できたらしい。何事も心の余裕が大事だね。

肝心の天気は、テニスなんて言い出す気力もないほどの雨。丹羽ちゃんたちは多治見まで来ていたようだが、電話で引き返すように連絡をする。この雨ではドライブもあまり楽しくないことだろう。


9:50 駒ヶ根高原美術館

雨に降られてしまったので、予定を変更。まず最初に宿の近くの駒ヶ根高原美術館に行く。雨が降っていなければ光前寺観光も考えていたのだが、とても外を歩きながら見学する気にはならない。美術館はまだ新しく見た目も立派、中身も意外と広く作品数も多い。正直歩き疲れる。現代アートが多く、みんなで首を捻ること多数。個人的には藤原新也の写真が印象的だった。





11:00 ボーリング

1時間ほど美術館で過ごしてから、駒ヶ根市街へ向かい「駒ヶ根グランドボウル」でボーリング。合宿で雨に降られたらボーリングというのは昔からの定番だ。前夜決めたペアごとに2ゲームの合計点を競い、1位ペアが昼食を奢ってもらえるということにする。

1ゲーム目から栗田が絶好調。みんなはもたもたと投げている中、ずっとノーミスでターキーも出て208の好スコアをマーク。たむりんが131で続く。後は男性も女性も似たりよったりのスコア。エリックさんはスピードはあるが行き先はバラバラ。エドちゃんは妙にオカマっぽいフォーム、川上くんは投げる前に素振りを繰り返す。みんなテニスと共通した癖があるのが笑える。

ハンデは栗田・ツッキー組が各ゲームごとに-50、川上・うみりん組とたむりん・オカジ組が各ゲーム-20ということになる。さらにエリックさんはボールのスピードが40km/hを超えたら、そのたびに20ピンプラスという特別ルールも加わる。ちなみにここまでの最高は36km/h。


2ゲーム目に入ってたむりんが絶好調。サウスポーからストライクを連発。なんと205をマークする。ゲーム途中にずっとボールを一心不乱に磨き続ける姿が、はなちゃんに大受け。しかし、ペアのオカジが溝掃除連発で、たむりんの好スコアも生かされず。川上くんが投げたらなぜかレーンの動きがフリーズ。結局直らずに隣のレーンに移動。なにかをやらかす男、カワカミ!




エリックさんは相変わらず スコアがまとまらない。スピードも36km/hを超えることはなく、だんだん疲れてきているのがわかる。栗田は2ゲーム目も好調で、相変わらずノーミスが続く。ストライクが続かなかったので連続200upは果たせなかったが、188でフィニッシュ。2ゲームトータルで396とアベ200にわずかに届かなかったものの、ツッキーも女性陣ナンバー1のスコアで、各ゲーム50ピンのハンデをものともせずに、楽々優勝。


ATC杯駒ヶ根ボーリング大会
No. Name 1G 2G SCORE HC NET
1 栗田 208 188 396 -100  
  月原 117 108 225   521
2 田村 131 205 336 -40  
  岡田 86 87 173   469
3 工藤 105 151 256    
  脇田 101 86 187   443
4 海野 117 123 240 -40  
  川上 99 112 211   411
5 昌子 85 135 220    
  木村 94 87 181   401



それにしてもお揃いのTシャツで日曜日の午前中からボーリングに興じる平均年齢39才のオジサン6人は、駒ヶ根の善良な人々の目にどう映ったのだろうか。






13:00 昼食

昼食はやはり名物のソースカツ丼の店で、ということで、いくらでもある中から駒ヶ根インター近くの店へ。結構混雑しているので当たりかも知れない。全員でなんとかお座敷に座る。メニューはソースカツ丼以外にもいろいろあり悩む。ソバとカツ丼のセットを頼んだメンバーもいれば、思いっきりよくソースカツ丼一点張りも。栗田はソースカツ丼のロース、ツッキーはミニソースカツ丼とそばのセットをおごってもらう。ソースカツ丼の味の方はまあまあ。はなちゃんによると「ソバはいただけない」とか。


14:00 こまくさの湯

食事を終えて再び駒ヶ根高原に戻って「こまくさの湯」に。随分と混んでいて広い駐車場がとめられない。ようやく隅っこにスペースを見つけて館内へ。大人は500円。和歌山のスーパー銭湯のように金持ちコースと貧乏コースにわかれてはいないようだ。

風呂は混雑はしていたが、芋の子を洗うほどではなかったので一安心。男性陣は露天風呂の奥に全員で陣取ってのんびりまったりと風呂に浸かる。晴れていれば多分木曽駒ヶ岳が眼前に広がるのだろうが、雨で煙ってしまってなにも見えないのは残念。

風呂から出てからロビーで女性陣を待つ。大きなテレビで寅さんが始まって思わず見入ってしまった。栗田がアイスを食べていたら、オカジもアイスを食べはじめる。ダイエットしたいと散々言ってた割にはアイスを食べるな、オカジ。

15:30 駒ヶ根出発

温泉を出て駒ヶ根インターへ。インターでうみりんと別れ、中央道を名古屋に向かう。恵那山トンネルまではすごい雨。前が見えないくらいの嵐のような天候だったが、トンネルを抜けて木曽谷に入るといきなり雨が上がってびっくりする。恵那峡SAで全員集まって休憩をして(オカジはここでもソフトを食べていた)解散。今回は18時前後にはみんな名古屋に戻ってこられた。参加費も国民宿舎に泊まったせいもあってかなり安く済んだし、雨には降られながらもまったりと楽しい合宿だった。






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