【アルバム名】
MULLIGAN MEETS MONK (RIVERSIDE)
【リーダー名】
GERRY MULLIGAN (1957/8/12,13)
【パーソネル】
GERRY MULLIGAN (bs) THELONIOUS MONK (p) WILBUR WARE (b)
SHADOW WILSON (ds)
【収 録 曲】
'ROUND MIDNIGHT / RHYTHM-A-NING / SWEET AND LOVELY / DECIDEDLY /
STRAIGHT , NO CHASER / I MEAN YOU
【内   容】
 韓国なのぉ♪今年の社員旅行は韓国らしい、という噂は耳にしておりましたが、 果たしてそれはホントでした。噂はまったくもって正しかったわけでありまして、噂を 信じちゃいけないよぉ〜♪と歌った山本リンダは、まったくの嘘つきだったわけです。 しかし、韓国ですかぁ。個人的にはあまりソソられるものがございませんなぁ。ほら、 僕ってばどっちかっていうと南の島指向だしぃ、やっぱ、グァムとかぁ、サイパンとか ぁ、フィジーとかぁ、ニューカレドニアとかぁ、トンガとかぁ、西サモアとかぁ、南大 東島とかぁ。あ、国内だったら沖縄なんかもイイですね。沖縄の海で、あ〜ん、縄プレ イっ♪お土産には「ちんすこう」。もぉ、考えただけでも鼻水が出ちゃう〜♪という、 ちょっぴり風邪気味のぼく。朝晩めっきり涼しくなりましたなぁ。新島なんかもイイで すね。新妻と行く新島。やっぱり新婚旅行は新島だねっ♪と、中島くんも言っておりま した。しかし、なんですな。サザエさん関連でサイト検索すると、「来週のサザエさん 」ネタがけっこうたくさんありますなぁ。あれ、誰でも考えつくんですよね。「ワカメ のワカメ酒」とか。もぉ、ひねりがなさ過ぎぃ。かく言う塩サバ通信も最近は「女子高 生ネタ」と「新島ネタ」ばかりで、自分でも「もうちょっとなんとかしなければならな い!」と思ってネタ探しに周囲を見回してみると、つい女子高生に目がいってしまうと 。で、女子高生をみると、ついスカートの長さが気になってしまうと。で、長いとがっ かりして、短いと嬉しくなると。で、嬉しくなるとつい原稿に書いてしまうと。これで はいかん!と思って違うネタを求めて周囲を見回してみると、またしても女子高生に目 がいってしまうと。恐るべき「女子高生の臨界状態」ですな。いや、きっと今年の流行 語になると思います「臨界」。あと「ステンレスのバケツ」。
 
 で、韓国。いつから行くのかと思ったら、10月15日からなのだそうで。たっ たいま、会社で日程表が配られました。えーと、なになに。午前7時30分、名古屋空 港集合ってか。早いのねっ!余裕をみて5時半には家を出なければなりませんなぁ。で 9時半に出発した飛行機は11時25分にはソウルに着いちゃうと。お、その後になか なかイケてるプランがありますなぁ。
 
  レストランにて昼食(ビビンバ)
 
韓国でビビンバ。基本中の基本です。実にツボを押さえたプランニングであると言 えるのではないでしょうか。なかなかやりますなぁ、近畿日本ツーリスト特約店・東洋 ツーリスト、担当:田川裕子っ!いや、別に裕子ちゃんが企画を考えたのではないと思 いますが。惜しむらくは、ネーミングにいささかの「ひねり」も感じられない点ですな 。ここはやはり、
 
  ビビンバでビンビン・ランチ! ん〜ビバビバ♪
 
とか。いや、ただアホなだけですが。で、ビビンバ・ランチの後には、お決まりの 「市内観光」であります。景福宮、国立博物館などを見学するそうです。ここがどうい うところなのかガイドブックで調べてみたところ、景福宮というのは「キョンボックン 」と読み、宮殿が大きく聳り立っているところのようであります。で、「ショッピング のご案内」があって、夜は
 
  レストランにて夕食(宮中鍋)
 
なんなんでしょうね?宮中鍋。おそらく鍋物だとは思いますが、ビビンバに比べる とあまりにも漠然としており、プランニングに適正さを欠くきらいがあります。ぬかっ たな、裕子!で、16日と17日の出発(18時50分)までは終日フリータイム。な んという自由でおおらかな企画というか手抜きというか、これはもうプランニング以前 の問題だぞ、裕子!ただ唯一、裕子がその才能の片鱗を見せたのが16日の夜の企画で すね。
 
  レストランにて夕食(カルビ1.5人前)
 
韓国でカルビ。しかも1.5人前っ♪これ以上、何を求めることがありましょうか 。でかしたぞ、田川!で、問題のフリータイムには当然、いくつかのオプショナル・ツ アーが用意されております。
 
夜の企画(1):ウォーカーヒルにてカジノ体験
夜の企画(2):カラオケ大会
昼の企画(1):ロッテワールド半日観光
昼の企画(2):あかすりとエステ体験
昼の企画(3):民族村観光と利川の窯見学
 
んー。どれも魅力がなさすぎて、悩んでしまいますなー。ロッテワールドというの は広大な敷地にテーマパーク、ホテル、デパート、スポーツセンターなどが集まってい る総合レジャーランドだそうですが、長島スパーランドとホテル鼻水機、あ〜ん、ずる ずる出ちゃう〜♪違います。ホテル花水木で、充分に対抗出来るような気がするしぃ。 たまに鳥羽一郎が来るだけ、長島温泉のほうが立派ですよね。それにここは地下鉄でも 行けそうだから17日にまわすという手もあります。となると「窯見学」か?
 
本日の疑問:万古焼とどっちが楽しい?
 
ということでソウルに行ったことのある人、どこかオススメ・スポットがありまし たら、教えてねっ♪
 
 @ さ、ジェリー・マリガンです。『マリガン・ミーツ・モンク』です。これ、 マリガンのリーダー作なんだかモンクのリーダー作なんだかよくわかりませんが、どち らでもかましまへん。個人的にはモンクのアルバムではグリフィンの入ったライブ盤『 セロニアス・イン・アクション』と『ミステリオーソ』の2枚に“ぞっこんLOVE♪ ”なんですが、このマリガンとの共演盤も悪くありません。一見するとミスマッチに思 える組み合わせなんですが、意外にも2人の相性はバッチリなのぉ♪ということは1曲 目の超有名曲「ラウンド水戸納豆」を聞いていただければ明らかです。マリガンには『 ナイト・ライツ』という傑作アルバムがありますが、夜のコトだったらまかせてねっ♪ とばかり、バリサクで夜のしじまを綴っていきます。いいですなぁ「しじま」。元横綱 は輪島ですが。「無言」とかいて「しじま」と読むんですね。あるいは「静寂」と書い て「しじま」。こういう日中友好的な表現はとってもオシャレだと思います。ちなみに 「湯湯婆」と書いて「ゆたんぽ」、「御虎子」とかいて「おまる」。みんな、オマール 海老、食べてるかな?宮中鍋に入っておりませんかね?で、しみじみとテーマを吹いて いたマリガンなんすが、ソロになるとかなりワイルドな展開を見せております。はい、 2曲目。「リズマニング」。タイトル通りリズミカルなモンクのオリジナルなんですが 、どう考えてもヘンな曲ですなぁ。「ぺっぺっぺぇ〜♪」というキメのフレーズをきち んと吹いてないのはいただけませんが、ノリにノッたマリガンのアドリブがたまりまへ ん。モンクのソロもいつになく流麗でございます。「ちーちき、ちーちき♪」とステデ ィなリズムを刻み続けるシャドウ・ウィルソンのプレイにも注目。バリバリと吹きまく るマリガンに触発されて、モンクが大いに燃えた演奏として注目に値します。次。「ス ウィート・アンド・ラブリー」。パーカッシブなモンクのピアノと、スムーズなオブリ ガードをつけるマリガンとの対比がよろしいですな。よく「モンクはソロがいいのぉ。 でも、早漏はイヤ〜ン!」という声を耳にしますが、私はその意見には反対ですな。い や、早漏もソロも好きじゃないけど、未熟者だから許してねっ♪という立場をとるもの でありまして、個人的にはホーンを1本だけ入れたモンクのセッションが好きなのであ ります。『モンクス・ミュージック』みたいにホーンをたくさん入れたのもあまり好き ではなく、入れるのは1本だけにしてぇ♪
 
 さ、「デサイデッドリー」。このアルバムで唯一のマリガンのオリジナル。スト ップタイムを効果的に用いた導入部がシャレてます。チャーリー・シェイバースの「ア ンディサイデッド」を下敷きにした曲で、アドリブパートでもストップ・タイムがいい 感じで使われております。続くモンクのソロは変なフレーズを繰り返して用い、なんと もミステリアスなムードを醸し出しております。ウィルバー・ウェアのウォーキング・ ソロも聴けますな。はい、次。「ストレート・ノー・チェイサー」は数あるモンクの作 品中、最もシンプルにスイングするブルース・ナンバーですな。ピアノの弾くテーマに 絡みつくマリガンが絶妙なんですが、CDのオマケで入っている別テイクは「カラミな し」。その出来は断然「カラミあり」の本番テイクのほうに軍配があがります。漫然と 同じ曲を何度も演奏しているわけじゃないんですな。
ワシだってちゃんと考えておる!という主張が感じられ、秀逸です。余裕すら感じ させるマリガンの大人の吹きっぷりがイイっす、三河屋はチワっす、12月は師走。3 分52秒を過ぎたあたりからのフレーズがタマらんっす。そういえばマリガンのソロの 途中からモンクはピアノを弾くのをやめてますな。「俺のバックでピアノを弾くな!」 とでも言われたんでしょうか。で、ウェアのユーモラスな(←死語)ソロを挟んで、こ こでようやくモンクが登場。そのまま後テーマになだれ込みます。アレンジもなかなか 凝ってるのぉ♪で、最後は「アイ・ミーン・ユー」。これまたマリガンとモンクの持ち 味がうまくブレンドした名演奏となっております。
 
 んなことでバリサク編、これでおしまい。


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