ビールにはいろいろあるけれど
ビールの紹介コーナーです。
ビールリスト
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サッポロビール
サントリービール
オリオンビール
地ビール
海外ビール
大手ビールメーカー
かつてのドライブーム以来、各社はこぞって類似品を出す傾向にある。ところが肝心の消費者はビールの味の差には関心がない。
ビール会社には、それぞれの持ち味があり、きっとそれぞれに「こだわりの職人さん」がいるにも関わらず、それを生かし切っていないのが残念。是非ビールの本当の味を味わいたいものである。
先頃やっとラガーを生に変えた。彼らの販売姿勢には圧倒的なシェアを持つ企業特有の奢りが見える。つくれば売れる時代は遠い昔に終わっていたことにやっと気がついたのか
明治初年に横浜で、日本で初めて本格的にビール醸造を行ったアメリカ人コープランドのスプリングバレーブリュワリーの伝統を受け継いで、明治40年に麒麟麦酒としてスタート。戦前は「大日本麦酒」の後塵を拝していたが、戦後は大日本麦酒分割の間隙をぬうようなかたちで、「品質本意」をモットーに堅実な販売戦略で成長。一時はシェア60%を越えたガリバー企業となった。
昭和24年に、大日本麦酒から日本麦酒(現サッポロビール)とともに分割されてスタート。当初から西日本中心に販路が限られていたため、業界第3位の地位に甘んじていたが、1987年発売のスーパードライが大躍進。その企業努力はすばらしいが、私は数年前のアサヒの模索の時代が好きだ。はっきりいってスーパードライの品質はかつてはいい加減であった。ロットによって味が違っていた。かつて「夕日ビール」とさえ言われた弱小メーカーにとって大ヒット商品は「思いも寄らない」ものであったろうしそのための生産対応は杜撰であったと想像する。今CMで強調しているが「品質」の安定は大事ですよ。
それはともかくアサヒの人は、なぜスーパードライが大衆に受け入れられたかわかっていないと思う。おそらく他のビールメーカーもアルコール度数を上げて炭酸を強くすればいいと安易に考えていないだろうか。
ここでは今後その点を分析していきたい。
サッポロには味がわかる人がいないとしか思えない。今名古屋工場限定で「名古屋名水生ビール」を出しているが、私は’94年に出していた高濃度のビールの方が好きだ。最近「黒ラベル」を盛んに宣伝しているが、このビールを止めようとしたところに、市場に対する甘さもある。
戦前にビール業界のガリバー的存在だった大日本麦酒から、昭和24年に朝日麦酒(現在のアサヒビール)とともに分かれてスタートしたが、元は北海道開拓使によって作られた官営ビール工場に起源がある。当初は日本麦酒という社名で、戦前に長く親しまれたサッポロ・エビスのブランド名を捨てて、日本ビールというブランドで売り出したが、昭和31年にサッポロビールの名称を復活させた。
サッポロビールの特徴の一つは戦前にドイツからもたらされた酵母「リューエルス菌」を改良したM2酵母にある。セラミック濾過の開発以来生ビールで先行していた。
まずい。味が薄すぎる。話にならない。モルツの味もなぜかえたのか。改悪だ!
昭和38年にビールに進出。42年の「純生」で生ビールを開拓。
くせがあるので本土のビールに飲みなれた人には抵抗があるが、やっぱり沖縄にはオリオンだ。
本土復帰前の昭和32年に地元資本によって設立。34年から販売。
ビールは工場で飲むのが一番うまい!とだれもが思っていたが、これまで「法」規制のおかげでまずくなったビールしか飲めなかった。ビールは魚や野菜と同じで採れたてがおいしいならば、これからは地ビールの時代かも。是非地方色豊かな地ビールがどんどん出てきてほしいものだ。
日本のビールは画一的。それに比べ海外のビールは多種多様。今後、どんどんレポートしていきますのでご期待ください。
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