香嵐渓の四季
【秋の紅葉】



もみじの歴史

香嵐渓のもみじは、香積寺11世の三栄(参栄)和尚が、江戸時代の寛永11年(1634)に植えたのがはじまりといわれています。
三栄和尚は、美しい自然を、より美しくとの願いをこめて、巴川沿いの参道から香積寺にかけて。楓、杉などを、般若心経を1巻詠むごとに、1本1本植えていきました。 その後大正から 昭和の始めに住民の手により植えたされ、現在の景観を誇っています。


 香嵐渓といえば何といっても秋の紅葉です。11月には、絢爛豪華な香嵐渓にころもがえをします。四千本のもみじが黄や紅に染まる様は圧巻です。

 見頃は11月中旬から下旬。年によって多少前後します。

 また、11月の1ヶ月間は、夜間のライトアップも行われています。時間は日没から午後9時まで。昼間とは違った幻想的な雰囲気が楽しめます。

香嵐渓もみじまつり
ライトアップ

【春の山野草】

香嵐渓は山野草の宝庫としても、愛好家からは知られています。特に、3月下旬から4月上旬にかけて咲くカタクリの花の群落は、この地方では珍しく、その分布面積は約5,000?。まるで薄紫色の絨緞を敷いたようです。秋の紅葉とは違う、早春の息吹を感じさせてくれます。

ヒトリシズカ
ニリンソウ
ヤマルリソウ

香嵐渓

 国道153号にかかる巴橋から上流約1.2kmの巴川がつくる渓谷美と、ご飯を盛ったような山容を見せる飯盛山からなる地域で、紅葉の景勝地として知られている。

【新緑〜盛夏 水遊び】

 もみじの新緑はとても躍動感のある色で、見ているだけで元気が出てきます。

飯盛山周辺では、シャガの花がいたるところで見られます。

巴川の清流は、子供たちの水遊びに格好の場所。自然の河川に親しむ機会の少なくなった都市の子供たちにとっては、とても新鮮に感じられることでしょう。また、巴川は、夏の風物詩・アユ釣りの盛んなところで、子供たちの喚声とあいまって、川が活気に満ちる季節です。 
 8月にはアユを採る簗がかかり、少しずつ秋の気配を感じる頃となります。

香嵐渓誕生物語

 香嵐渓のもみじの始まりは、江戸時代の初め、香積寺第11世住職・三栄本秀和尚が、般若心経を唱えながら、住民の幸せと修行の環境を整えるために植えたといわれています。

 さらに、大正の末から昭和にかけて、飯盛山を森林公園にしようと、住民が総出となって登山道を作ったり、もみじや桜を植えたりしました。

【冬の瀞寂】

 紅葉が終わると、深い静寂が訪れます。

 訪れる人もまばらな時期となります。足助屋敷で は、冬場の仕事。寒茶やゆべし作りの作業が始まります。

 白銀の世界へと変わった日は、無我の境地に誘われたような気持ちにさせられます。

◆交 通

名鉄名古屋本線・東岡崎駅より足助行バス70分  香嵐渓下車徒歩1分

★ 車

 東名高速『豊田JCT』より東海環状自動車道『豊田勘八IC』下車、
 国道153号経由 飯田方面へ約40分

香嵐渓命名

 昭和5年、大阪毎日新聞社社長・本山彦一翁来町のおり、時の深見林右衛門町長、香積寺35世住職・雲外黙仙和尚らが、翁来町の記念として命名を乞い、「飯盛山からの薫風は、香積寺参道の青楓を透して巴川を渡り、香ぐわしいまでの山気を運んでくる。山気とは、すなわち嵐気也」

 こうして香嵐渓の名前が命名されました。

香嵐渓周辺の見どころ

【三州足助屋敷】

 昭和55年に開館した生きた民俗資料館。

 香嵐渓の中心に建ち、1千坪の敷地に明治期のこの地方の豪農屋敷を再現。かつての手仕事を現代に生かしながら、将来へと伝えます。機織り、藁細工、桶づくり、番傘づくり、紙漉き・炭焼き、鍛冶、竹細工、木地、草木染めなどの手仕事が見られます。また、藁細工や草木染め、竹ひごを使った機横りなどの体験もできます。

 平成10年10月からは、アジアとの手仕事交流の一環として亜細亜交流館がオープンしています。

詳細は三州足助屋敷のサイトへどうぞ

入場料 大人300円 高校生以下100円   20名以上1割引(障害者半額)

開館時間 午前9時から午後5時(入館は午後4時30分まで)

休 館 毎週木曜日(木曜が祝日の場合は翌日の金曜日)

     年末年始(12月24日〜1月2日)

      6月の第三水曜日・12月16日

所在地 〒444−2424

    豊田市足助町飯盛36

    TEL(0565)62−1188

    FAX(0565)62−1782

【香積寺】

 応永34年に足助氏の居館跡に創建された曹洞宗の古刹。一帯はもみじや杉木立が生い茂り、もみじの開祖・三栄和尚が植えたとされる杉も2本残っています。

 また11月中は第25世住職風外本高和尚の書画が拝観できます。

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