幹事クリタのコーカイ日誌2014

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9月16日 ● プロのリターン。

 昨日はテニススクールのイベントで本村剛一プロの特別レッスン会がありました。本村プロはテニスファン以外にはあまり知られていないですが(と言うか、テニスファンでも知らない人もいますが)、日本ランキング1位、全日本選手権を4回も制覇し、長年デ杯日本代表を務め、4大大会にも出場した日本のテニス界を支えてきたトップ選手でした。松岡修造と錦織圭の間の空白の時代を埋めていたのが鈴木貴男とこの本村剛一プロです。

 レッスンでは気さくに話をしてくれて、アドバイスも貰いました。チャンスボールを決めるというのが今回のレッスンのテーマだったのですが、フォアハンドで打点が遅れないように、しっかり前で打つことを言われました。基本的なことですが、どうしてもフォアは融通が利くだけに、打点が適当になりやすいので、反省してもう一度打点を確認しながらボールを叩いていこうと思いました。

 形式練習ではサーブ&ボレーを誉めてもらいました。また本村プロ1人に対しスクール生2人がペアを組んで2ポイント先取で試合をした時には、唯一僕たちが勝って賞品をもらいました。この試合のラストポイントは僕のサービスを本村プロがフォアでガツンと速いリターンを返してきました。それを僕が一世一代とも言うべき自分でも完璧だと思うファーストボレーで深く返したら、そのボールを本村プロがネットにかけて勝ったのです。

 周りからも拍手をもらいましたが、本当に速くてしっかり体重の乗ったリターンで、きっちりラケットのセンターでボレーしたにも関わらず、これまで感じたことのないようなボールの重さを感じました。このリターンをボレーできたのは、日頃から山本麻友美プロの強烈なリターンを浴び続けているからだと思います。一般プレーヤーと違ってプロのリターンはコースもエグイし、ボールの伸びが違います。グッと加速してくるようなボールに負けない形を作らないとラケットを弾かれるので、その練習の成果が出た気がしました。なにせ前日に山本プロとみっちりテニスをしたばかりだったので、まだイメージが残っていましたから。

 ただストロークやリターンに関しては山本プロでもこれまで見たことがないようなショットを打ってくれますが、サービスだけは男子プロには到底かないません。昨日の本村プロのサービスは少し本気で打たれると全く触ることもできませんでした。テニスが上達する最大のコツは自分より上手な人とテニスをすることです。見たことがないようなボールは打てるようにはなりません。だからプロを相手にヒッティングしていれば、そりゃもう確実に上達します。昨日はそれを強く実感しました。


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