幹事クリタのコーカイ日誌2014

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5月4日 ● 残念なドラとグラ。

 今年はプロ野球もJリーグも名古屋人にとっては残念すぎる結果になっています。ドラゴンズは投手陣がまったく締まらず現在借金5の4位。上位3チームには大きく遅れをとっていて、下位集団に飲み込まれようとしています。またグランパスは怪我人続出で14位と低迷。降格争いに参加しそうな体たらくです。どちらもあまりにも情けなく、2010年にドラゴンズがリーグ優勝、グランパスがJリーグ初制覇してアベック優勝した頃と比べると雲泥の差。盛り上がりようもありません。

 たった3、4年のことで、ここまでチーム状態が変わってしまうとは、いったいどちらの球団もフロントが何をしていたのかと思わざるを得ません。常勝チームにしようという意識がなかったのか、と。もちろん「そうなればいいな」くらいには思っていたかも知れませんが、実際にそうしようと努力した痕跡が見当たらないのです。

 2010年当時、すでにドラゴンズもグランパスも完成されたベテラン選手の集団でした。当然、次の世代の補強と育成を考えなければならないはずなのに、どちらの球団も「儲け」を意識して選手や首脳陣のコストカットに励んだとしか考えられない行動をとりました。大型ルーキーを獲得したわけでもなく、他チームから有力選手の補強をしたわけでもありません。やったことは優勝に導いた監督の首をすげ替えただけです。

 もう今年はドラゴンズもグランパスも優勝なんてとても期待できません。この時期に諦めるのは情けない限りですが、いまの戦力で大きくチーム状況が変わるとはとても思えないからです。幸い今シーズンはどちらも監督が代わったばかりなので、すぐに首になることもないでしょう。せめて来年以降につながるような若手選手の育成に残る時間を使ってほしいと思います。常勝チームなら「勝ちながら育てる」こともできるでしょうが、どうも同時に2つのことはできなさそうなので。


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