幹事クリタのコーカイ日誌2006

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11月18日 ● 『拝啓、父上様』ってセルフパロディ?

 31年前、日本テレビ系で放送された『前略おふくろ様』というドラマがありました。ショーケンこと萩原健一が主役で、桃井かおりの出世作、そして脚本家倉本聰の名が世に知れた記念碑的作品でもありました。東京下町の料亭を舞台にした人情ドラマなのに野暮ったくなくて洒落ているところが新しく、当時中学生だった僕は大好きなドラマのひとつでした。倉本はこのドラマのヒットがあって、その後の『北の国から』につながるわけです。

 で、この『前略おふくろ様』の流れを汲む新ドラマが1月から始まるそうです。そのタイトルもずばり『拝啓、父上様』。そのまんまかよーっ、と思わずさま〜ず三村のように突っ込みたくなるタイトルです。しかも舞台はまたも料亭、女将はまたも八千草薫、板前はまたも梅宮辰夫。30年たっても同じ面子かよっ、とここもまた三村突っ込み。もっとも八千草は第2部の女将なので、どうせ梅宮が出るのなら第1部の丘みつ子に出て欲しいです。それと、局が日テレじゃなくてフジっていうのも三村についでに突っ込んでおいて欲しいポイントですね。

 主役は二宮和也。倉本の前作『優しい時間』からの連投です。かつてショーケンが母親に「前略、おふくろ様」と始まるナレーションをしていましたが、今回も二宮が「拝啓、父上様」とナレーションするそうで、そこまでやると「セルフパロディ?」という感じです。

 ところで前回「おふくろ様」を演じたのは大女優・田中絹代でしたが、今回の焦点はやはり「父上様」が誰になるかですね。まだキャストは一部しか発表されていないし、父親役が登場するかどうかもわかりませんが、僕は大物を起用すると睨んでいます。二宮の母親役は高島礼子で、シングルマザーという設定らしいですから、高島と同世代ではなくもっと年齢的に上の俳優がキャスティングされるのではないかと思います。

 まさか『優しい時間』に続きまた寺尾聰と二宮で親子というのはないと思いますが、例えば緒形拳、山崎努あたりならありそう。もしくは松方弘樹とか津川雅彦なんてあたりもいかにも高島礼子に子どもを生ませちゃいそうで良いかも。

 田中絹代並のビッグスターとなると、高倉健、加山雄三、小林旭。それぞれ東映、東宝、日活のかつての看板スターです。高倉健が民放連ドラに出たら、それだけでニュースになります。でも若大将・加山雄三ならいっそ青大将・田中邦衛か。『北の国から』つながりですからね。でも田中と高島礼子とじゃ付き合いそうにないな。一番驚くのは萩原健一の起用ですが、さすがに逮捕されてまだ間がないから復帰は無理でしょうね。


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