幹事クリタのコーカイ日誌2006

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10月20日 ● 日本シリーズ予想。

 いよいよ土曜日から日本シリーズが開幕します。「似たもの同士」と言われる中日と日本ハムですが、確かにうるさい1・2番、日本を代表する左バッターの3番、一発が怖い4番の外国人という打線も、また安定した先発・中継ぎ・抑えがいる投手陣と安定した守備力もよく似ています。

 しかし、相似形のチームとは言え、相似形というのは大小があるように、この2チームも戦力を個々に比較していけば中日の方が日本ハムよりも一回り大きさを感じさせます。同じようにうるさい1番・2番とは言え、キャリアの浅い森本・田中賢の日本ハム勢に比べ、中日の荒木・井端の2人は選手としのてピークを迎えています。3番の小笠原と福留にしても、福留の方が大型であり、まして4番の破壊力では明らかにセギノールよりもウッズの方が上です。ただ5・6番は稲葉と新庄の日本ハムの方が森野とアレックスの中日よりも少々上かも知れません。

 投手陣にしても初戦の先発を予想されるダルビッシュと川上、2戦目の八木と山本昌はどうみても若い日本ハム勢よりも百戦錬磨の中日勢の方が安定感がありますし、抑えのマイケルと岩瀬にしても同様。強いて言えば3戦目の金村と朝倉では、復帰してきた金村の方が実績も気合いも上回っているかなというくらいです。

 こうしてみると戦力的に中日の方が6-4くらいで優っている上に、中日は2年前にほとんどの選手がシリーズを経験しているのに対し、楽天を除く全チームの中でもっとも日本シリーズから遠ざかっていた日本ハムの方が「場慣れ」という意味でも不利なことは間違いありません。

 さらに言えば、ここ2年はプレーオフを勝ち抜いてきたパの方が、待たされたセよりも有利だったのですが、今年は阪神が驚異的に粘ってくれたお陰で、中日もプレーオフ並みの緊張感の中で終盤まで戦ってこれました。そして、何より中日は始めからリーグ優勝ではなく日本一を目指して戦ってきたわけで、「新庄効果」で予想外のリーグ優勝をした日本ハムとは準備も気構えも違うと思います。どこからどう見ても、今年は中日が有利なのです。

 普通に考えれば4勝1敗か4勝2敗で中日だと思います。ただ1点、不安があるとすれば新庄です。彼が持っている「何か」が、この形勢を逆転するかも知れません。まずは初戦。川上が新庄を調子に乗せさえしなければ中日の日本一だと僕は予想します。


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