名古屋が乗ってきました。と言っても経済の話ではありません。もちろん経済は万博前からずっと「ノリノリ」のようなんですが、盛り上がっているのは中日ドラゴンズと、それに少しだけ名古屋グランパスエイトです。

　ドラゴンズに関してはご存知のように２位阪神タイガースに６ゲームという大差をつけて独走中。すでにマジックがいつ出るか、優勝決定がいつかが話題の中心になっています。あまり早く優勝を決めてしまうと、プレーオフで盛り上がるパ・リーグに対して待たされ過ぎになってしまいますからそれが不安。悲願の日本一のために、うまく日本シリーズに向けて調整していきたいところです。特に主力が故障だけはしないように気をつけて欲しいです。

　さて、ずっと暗い話題ばかりだった名古屋グランパスエイトもようやく今シーズン始めての連勝をして「底は抜けた」感があります。とにかく公式戦１０試合勝利なしを続けてＪ２降格争いにまで顔を出すほどの不調ぶり。Ｊリーグスタート以来、ここまでダメだったシーズンはなかっただけに、名古屋のファンも半ばグランパスに関しては見限った気分でした。

　ところが日曜日の試合では新戦力のノルウエー代表ＦＷヨンセンがデビュー戦でいきなり２ゴールを決める活躍ぶり。これが効いて千葉を３-２で逆転しました。玉田ら「速い」ＦＷがいるだけに、ヨンセンのような「高い」ＦＷと組み合わせることで、攻撃のオプションがずっと増えてきます。もともと選手個々の能力ではそれほど他チームと比べても劣っているとは思えないだけに、後はいかに組み合わさって機能するかということがポイント。ヨンセンの加入で歯車が噛み合ってくれれば今後に明るい展望が開けます。

　高校野球では愛工大名電が２年連続で代表の座を勝ち取りました。今年の名電は前評判はそれほど高くはないですが、先輩であるイチローも相変わらず大活躍していますし、楽天のベテラン山崎武も好調です（工藤はイマイチですけど）。名古屋旋風を期待しています。