幹事クリタのコーカイ日誌2005

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3月31日 ● 夜目がきかない40代。

 長年テニスをしていると身体機能の衰えをいろいろと感じることができます。筋力や持久力は比較的年を取っても維持できるので、それほど衰えた感じはありませんが、反射神経や瞬発力は20代に比べて明らかに衰えていることがわかります。また回復力も年々衰えていて、疲労回復にも時間がかかるし、怪我をした時の治りも遅くなったと思います。

 ただプロのアスリートと違って我々草テニスプレーヤーは身体機能の衰えをテクニックでかなりの部分カバーできるようになります。技術だけではなく戦略、メンタルでも進歩を続けられるので、それで加齢によって失った身体機能をカバーしているわけです。実際、草トーナメントでは体育会上がりの20代のプレーヤーが40代のオヤジにうまく転がされている場面に出くわすことがあります。だからテニスは「生涯スポーツ」として楽しめるのです。

 ところで40代になって一番痛切に感じる衰えは「夜目がきかない」ことです。明るいうちは普通に見えているのに、いったん日が傾いて薄暗くなると途端にボールが見にくくなってきてミスが出始めます。ましてナイターテニスともなると、よほど明るい照明がない限りは速いボールにも曲がるボールにも対応できません。

 「視力」と一口に言っても「静止視力」は加齢によって衰えることはそれほどありません。ただテニスに限らずボールを扱うスポーツでは、動いているモノを的確に見きわめる「動体視力」、 ボールや相手プレーヤーとの正確な距離感覚を見極める「深視力」、瞬時に情報を判断する「瞬間視」などの「視力」が重要なのですが、これらが明らかに落ちてきているのです。特に年齢を重ねてくると光を感じ取る能力も衰えるため、暗いところでは余計に「ボールが見えない」ということになってしまうようです。

 テニスの大会と言うのは、始まるのは朝ですが、勝ち進むと準決勝や決勝は夕方、時には日が暮れてナイターになったりします。たださえ体力がなくて長丁場になると辛い40代は、夜目がきかずに最後の最後でミスを連発して負けてしまうことになりがちです。とりあえずはなるべく暗いところでもテニスをして慣れるしかないのかなぁ。


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